2025/3/3

十年越しの約束


1月末に、個人的にとても特別な本が発売されました。

彩瀬まるさんの最新刊「嵐をこえて会いに行く」(実業之日本社)です。

この短編集の中の、八戸を舞台にした「遠まわり」という作品の、南部弁の監修をさせていただきました。

オビコメを使っていただいた「桜の下で待っている」が文庫化された際に、

彩瀬さんが書店まわりでお店に寄ってくださり、次は八戸を舞台にした小説を書いて下さいとお願いしました。

それから10年経って、まさかあの時の事務所の雑談から、本当に八戸の物語が生まれるなんて!

函館、青森、八戸、仙台。青森の皆さんには馴染みのある場所がたくさん登場します。

読むと旅に出たくなる、そんな作品です。

私も、いつもなら車で移動するところを新幹線で旅をしてみました。

盛岡が舞台の「あたたかな地層」のことを考えながら、盛岡駅周辺を散策するのは楽しかったです。

もうすぐ春。

読んでからお出かけするもよし。旅のお供にしてもよし。

すてきな作品ですので、お近くのナリホンでぜひ手にとってみてください。

 

 

 

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